第18課 命令形

 マオリ語で命令形はいくつかの異なる形で作られますが、まずは最も簡単な形を見てみましょう。
 もし動詞が短い時(音節が1つか2つだけの時)は動詞の前にeを置きます。例えば、e noho,e tu ,e moe,e mahi,e kai,e tangi等。
 もし動詞が長い時(音節が3つ以上の時)は動詞の基本形だけで命令形を作ります。例えば、karanga,haere mai,haere,waiata,a whina等。
 もし人名と共に命令形を使うならば、今の規則が同じように当てはまります。即ち、短い名前(音節が1つか2つだけの時)にeがきます。例えば、E Pare,E Ani,E Tui,E Heke等。
 もし人名が長い時(音節が3つ以上の時)は名前だけを使います。例えば、Henare,Wiremu,Iriha peti等。
 ときどき長い人名にもeを使うのを聞くことがありますが、これは日本語で「おい」と呼びかけるよう
なもので,注意を引くためのものです。

練習88
日本語に翻訳しましょう。
1 Ha muera,haere mai 6 Werahiko,ko rero
2 E Mere,waiata 7 Katakata,Tiare
3 Karanga,e kui 8 E Pare,tuhituhi
4 Matiu,homai 9 Makarena,titiro
5 E Hone,haere 10 Ta rati,e noho

練習89
マオリ語に翻訳しましょう。
1 ジョゼフ、立ちなさい 11 フィリップ、眠りなさい
2 セシリア、話なさい 12 デ−ブ、掘りなさい
3 ジェ−ムズ、遊びなさい 13 アンドリュ−、こちらに来なさい
4 マイケル、戦いなさい 14 ル−シ−、泣きなさい
5 アグネス、泳ぎなさい 15 飲みなさい、メリ−アン
6 テレサ、食べなさい 16 見なさい、マ−サ
7 ポ−ル、手伝いなさい 17 行きなさい、シャルロッテ
8 ルイ−ズ、走りなさい 18 読みなさい、キャロライン
9 笑いなさい、ロバ−ト 19 待ちなさい、ト−マス
10 呼びなさい、アルバ−ト 20 洗いなさい、ヘンリ−

 もしあなたがあるグル−プの人々と話しているならば、グル−プの名前の後にma を置きましょう。
o tiro ma 少女たち!
E tama ma 少年たち!
Tamariki ma 子供たち!
E kui ma 老婦人の皆さん!
E koro ma 老人の皆さん!


練習90
マオリ語に翻訳しましょう。
1 座りなさい、子供たち 6 いらっしゃい、ご婦人方
2 立ちなさい、少年たち 7 書きなさい、友だちよ
3 歌いなさい、少女たち 8 食べなさい、少年たち
4 話なさい、ご老人 9 呼びなさい、少女たち
5 見なさい、老婦人方 10 笑いなさい、先生方

練習91
日本語に翻訳しましょう。(ta tou=私たち)
1 Haere ta tou ki te whare
2 Haere ta tou ki te hui
3 Haere ta tou ki te marae
4 Haere ta tou ki te taraka
5 Haere ta tou ki te whare kai
6 Haere ta tou ki Manurewa
7 Haere ta tou ki Tu ranga
8 Haere ta tou ki Rotorua
9 Haere ta tou ki O tiria
10 Haere ta tou ki Wanganui

練習92
マオリ語に翻訳しましょう。
1 その農場に行きましょう 6 Kaitaiaに行きましょう
2 そのパブに行きましょう 7 Mairangiに行きましょう
3 その試合に行きましょう 8 Arikikapakapaに行きましょう
4 そのレ−ス(reihi)に行きましょう 9 Ta makiに行きましょう
5 働き(その仕事)に行きましょう 10 Korora rekaに行きましょう

 もし「何かをするな」と言いたい時は、命令形の前に kaua e 又は kei を置きます。例えば、座れ=E noho,座るな=Kaua e noho もしくは Kei noho となります。(Kei=〜しないように注意しなさい)

練習93
翻訳しましょう。
1 Kaua e oho 9 Kei taka
2 Kaua e oma 10 Kei hinga te ra kau
3 Kaua e teka 11 話すな
4 Kaua e moe 12 泣くな
5 Kaua e kata 13 戦うな
6 Kei mate koe 14 行くな
7 Kei whara koe 15 食べるな
8 Kei paru koe

(注)ときどきkaua eのkが省略されてauaになります。Aua e mahi kino=悪いことはするな

クロスワ−ド
縦(Whakapae) 横(Whakararo)
1 夫 1 書く
4 一つの 2 唇
5 風 3 これ
6 プラン 7 朝
9 ムラサキイガイ 8 雌牛
10 防護柵を施した村 9 燃える


スピ−チ(Whaiko rero)
 スピ−チはマオリの生活において不可欠のものです。遅かれ早かれあなたもスピ−チを求められる状況
に追い込まれます。文章のレパ−トリ−を少し増やすのは早いにもしたことはありません。ここに歓迎会での答礼として感謝のスピ−チをあげます。ここには日常生活における挨拶、死者への別れの言葉、メッセ−ジの伝え方等の基本的要素が含まれています。ゆっくり話してみましょう。
E te iwi,tea  koutou.
 皆さんご挨拶いたします
ea  koutou i o ta tou tini mate.
 多くの死者にお悔やみ申しあげます
Haere,e nga  mate.
 さようなら、故人
Haere ki te wa  ka inga.
 安らぎの処へお帰りください
Haere ki te ka inga tu turu o to  ta tou Matua.
 父なる神のもとにお帰りください
Haere,haere,haere.
 さようなら、さようなら、さようなら
ea  koutou i o koutou mahi mai ki a ma tou i te nei ra
 本日はご会葬ありがとうございました
Ka nui te koa me te hari,kua hui mai ta tou i te nei ra
 本日お集まりいただき嬉しく存じます
E hara ahau i te tangata mo hio ki te ko rero otira ,e tika ana kia mihi atu,kia mihi mai.
 私は雄弁家ではありませんが、挨拶をかわすべきものと思います
o  reira,tea  koutou,tea  koutou,tea  koutou katoa.
 それ故、皆様にご挨拶申し上げます

戻る